贅沢な脂と旨味を楽しむロース刺しの魅力とは?
馬刺しといえば赤身が定番ですが、実は「ロース系」と呼ばれる部位も人気が高く、多彩な味わいを楽しめます。ロースには、ロース・肩ロース・サーロイン・リブロースなどがあり、それぞれ脂の入り方や食感が異なります。共通する魅力は「赤身と脂のバランスの良さ」。食感や旨味の違いを食べ比べるのも楽しみのひとつです。

■ ロース
背中のお尻側にあたる部位で、モモ(赤身)よりも脂が多め。筋肉質でありながら脂の甘みともっちりとした柔らかさをあわせ持っています。脂のなめらかさととろける食感が特徴で、濃厚な旨味を楽しみたい方におすすめです。刺身としてはもちろん、軽く炙っても上品な味わいを堪能できます。
■ 肩ロース
赤身と脂のバランスが良く、しっとりとした口当たりが魅力。肉の間にほどよく脂が入り込んでおり、噛んだ瞬間にじゅわっと旨味が広がります。モモより柔らかくクセも少ないので、初心者にも食べやすい部位です。薬味やタレとの相性も良く、万能型として人気があります。
■ サーロイン
牛肉でいうサーロインにあたる部位。赤身が豊富で、馬肉ならではの力強い旨味をしっかり味わえます。脂よりも赤身の旨さを求める方におすすめです。
■ リブロース
背中の中央寄りに位置し、馬刺しの中でも特に脂のりがよい部位。口に入れると脂がとろけ、甘みのある濃厚な味わいが広がります。少量でも満足感が高く、特別な日の一皿にぴったりです。
ロース・肩ロース・サーロイン・リブロースは、それぞれ違った表情を持ちながらも、共通して「赤身と脂の絶妙なバランス」を楽しめます。あっさりとした赤身とはひと味違う、まろやかで贅沢な食感は馬刺しの醍醐味のひとつ。
ぜひ食べ比べて、自分好みの“ロース系”を見つけてみてください。