脂と赤身が織りなす贅沢な一口霜降りの魅力とは?
馬刺しの中でも特に人気が高いのが「霜降り刺し」。脂のまろやかな甘みと赤身の旨みが絶妙に溶け合い、口に入れた瞬間とろけるような食感が広がります。一度味わえば忘れられない、とリピーターが多い部位です。

■ 霜降りとは?
霜降りは主にロースやバラから切り出される部位で、適度な脂とやわらかな肉質が特徴。美しい霜降り模様を持ち、特にロースは赤身と脂のバランスが良く、クセが少ないため豊かな甘みを存分に楽しめます。
■ 霜降り刺しの魅力
霜降り刺しの最大の魅力は「とろける食感と濃厚な甘み」。赤身の旨味を引き立てながら、脂のまろやかさが口いっぱいに広がります。赤身だけでは味わえない、贅沢な味わいを楽しみたい方におすすめです。
■ お酒との相性
霜降りには辛口の日本酒がぴったり。脂の甘みをすっきりと引き立ててくれます。 ワインなら軽やかでフルーティーな赤がおすすめ。重さを感じさせず、後味を爽やかに整えます。本場・熊本では焼酎との組み合わせも定番で、芋焼酎の力強さ、米焼酎のやさしい風味、どちらも霜降りの脂と相性抜群です。
■ 美味しい食べ方
すりおろしニンニクや生姜を薬味に醤油でいただくのが王道。脂の甘みと赤身の旨味が一層際立ちます。塩を軽く振れば素材本来の味わいをシンプルに楽しめ、ワサビを添えれば後味をキリッと引き締めてくれます。さらに、旬の野菜と合わせることで季節感が生まれ、軽く炙れば香ばしさが加わってまた違った美味しさに。
霜降り刺しは、食べ方や合わせるお酒によってさまざまな表情を見せてくれる奥深い部位。薬味でさっぱり、炙って香ばしく、旬の食材と合わせて華やかに…。その一口が、馬刺しの魅力をより一層引き立ててくれるはずです。