コリコリ食感ととろける脂たてがみの魅力とは?
「たてがみ馬刺し」は、馬の首部分にある皮下脂肪の部位。見た目は真っ白ですが、脂のように重たくはなく、コリコリとした食感と、とろけるような甘みを同時に楽しめます。馬一頭からわずか約5kgしか取れない、とても希少な部位です。

■ たてがみの呼び名
地域やお店によって呼び名が異なり、「コウネ」「コーネ」「こうね脂」などとも呼ばれます。いずれも首の皮下脂肪部分を指しており、同じ部位を意味します。
■ 味わいと特徴
たてがみは、脂と思えないほどサラッとした後味が魅力。牛脂のようなしつこさがなく、噛むほどに口いっぱいに広がる甘みを楽しめます。またコラーゲンを豊富に含むため、美容や健康を意識する方にもおすすめです。
■ 美味しい食べ方
定番は、にんにくや生姜を添えて馬刺し専用の醤油で。特に九州産の甘口醤油は、たてがみの旨みをいっそう引き立ててくれます。薬味をアレンジするなら、大葉やネギでさっぱりと、柚子胡椒で爽やかさと辛みをプラスするのもおすすめ。さらに赤身との組み合わせは格別で、脂の甘みと赤身の旨みが合わさり、まるで大トロのような贅沢な味わいに。見た目も華やかで、特別な食卓を演出してくれます。
たてがみ馬刺しは、単品でも赤身との組み合わせでも楽しめる希少部位。コリコリ食感と脂の甘みをまだ体験していない方は、ぜひ一度その魅力を味わってみてください。